たて樋に切込み1本入れるだけ。雨水が簡単に取り出せます。
レインキャッチは、「雨水利用してみようかな。でも、たて樋をズバッと切断するのはちょっと…」と躊躇っている方におすすめの雨水集水器。
取り付け方はとても簡単。たて樋に、のこぎりで切り込み一本入れて、レインキャッチを差し込むだけ。お好きな容器をセットすれば、すぐに雨水利用ができます。
集めた雨水は、塩素を含まない天然水なので、植物の水やりに適しています。 夏場には、朝夕の打ち水にもご利用ください。
たて樋は、太くても細くても、丸でも角でも
縦樋の径や断面形状は、ほとんど問いません。
円筒形の樋なら、直径55mm以上であれば、取り付けることができます。
角形の樋でも、大方の断面形状のものに取り付けることができます。
角樋の場合は、写真のように、コーナーに取り付けてください。
レインキャッチの取り付け方法
1.
家屋のたて樋に、のこぎりで切り込みを一本入れます。切込みの角度は、およそ45°上向きに。
のこぎりは、木工用のものでもよく、なるべくなら、細目の方がきれいに仕上がります。
注意点として、切込みの形が線状であること。余分に切込むと、水はねの原因となります。
2.
レインキャッチのカール部に、ビニルやゴムなどのホースを接続します。
ホースは、内径15mmの一般家庭用のものが最適ですが、それより太いものでも構いません。
レインキャッチのカール部を開閉して、太さ調節をすることができます。
ホースは、できるだけ奥まで差し込んでください。冬場など、ホースが固いときは、お湯につけながら差し込むとうまくいきます。
3.
縦樋の切込みに、レインキャッチを先端から差し込みます。
先端の円弧が隠れるまでしっかりと差し込んでください。
レインキャッチの弾性で、縦樋の切込みにちょうどよく納まり、また、雨水の流れ出る適度な隙間が生じます。
ホースの片方の口は、雨水を溜める容器に入れて完成です。
ほらっ
雨が降れば、こんなふうに雨水を取り出すことができます。
台風などの大雨のとき、レインキャッチが樋内の雨水のとおりを妨げているようでしたら、外しておいてください。
定期的にレインキャッチを縦樋から外して、落ち葉などのたまったゴミを掃除してください。
初期雨水について
降り始めの雨水には、空気中の汚れや、屋根につもった塵など、汚れが多く含まれています。この降り始めの汚れた雨水を初期雨水といい、およそ2mmほどの量で、これを過ぎるときれいな雨水になります。
始めのうち、レインキャッチを縦樋から外しておき、本降りになってから使用すると、きれいな雨水だけを集めることができます。
雨水を溜める容器はお好きなものを
お手軽なプラスチック容器でも、おしゃれな瓶でも、お好きなものをお使いください。
オーバーフロー管を取り付ければ、水が溢れ出るのを防ぎます。
ホースの先に金魚用のウールマットを付ければ、ゴミ取りフィルターになります。
レインキャッチの仕様
寸法:幅62mm×長さ105mm×厚み16mm
ステンレス製
日本製