クロスポールフェンスの設置方法

フェンスパネルで納品するクロスポールフェンス
角材をヒノキの丸棒でつないだフェンスパネル
フェンスパネル丸ごと防腐処理
フェンスパネルを丸棒で連結して立てる
縦格子も目隠しも同様に設置する
クロスポールフェンスのいろいろな設置方法
▼画像をクリックすると各説明に移ります。

① コンクリートブロック塀の上に立てる
新しいコンクリートブロックの穴に支柱を差して立てる方法、
既設のコンクリートブロック塀の上にアンカーピンで立てる方法があります。
① コンクリートブロック塀の上に立てる
コンクリートブロック塀の上に立てるクロスポールフェンスの高さは、H1200mmまでです。
コンクリートブロックの幅に合わせて、フェンスパネルが幅800mmピッチのものを使います。
コンクリートブロックの厚さは、t120mm以上必要です。
※コンクリートブロックの厚さが100mmでは強度上設置できません。
①-1 新しいコンクリートブロックの穴に支柱を差して立てる方法


厚さ120mm以上のコンクリートブロックの穴にモルタルを入れながら、フェンスパネルを立てていきます。
まず、フェンスパネル1枚分の穴(2穴)に、支柱を差し込んだときに穴いっぱいになるくらいの量のモルタルを入れます。
その穴にフェンスパネルの支柱を差し込みます。
次の連結パネルも、穴にモルタルを入れる、支柱を差し込む、の順で立て、端の可動角材を動かしてポールを継ぎ合わせます。
一通りフェンスパネルを立て終わったら、可動角材とポールを細めのビスで固定します。
このタイプの格子フェンスは、防護フェンスではなく、侵入防止のための境界フェンスです。人が寄りかかる場所では使用しないでください。
コンクリートブロック塀の上に設置する場合は、規定に合った充分な鉄筋や基礎があることが条件となります。
主な対応製品は、
☞ 42角 格子フェンス
☞ 30×56角 格子フェンス




30×56角 格子フェンス(左)と42角 格子フェンス(右)
設置例

①-2 既設のコンクリートブロック塀の上にアンカーピンで立てる方法
〈1箇所に2本のピン〉



厚さ120mm以上のコンクリートブロック塀の上に、アンカーピンの穴を開けて、無収縮モルタルを充填し、フェンスパネルをアンカーピンを差して立てます。
次の連結パネルは、立てた後に、端の可動角材を動かしてポールを継ぎ合わせます。
一通りフェンスパネルを立て終わったら、可動角材とポールを細めのビスで固定します。
コンクリートブロックの中が空洞になっている場合は、あらかじめモルタルを詰めておいてください。
このタイプの格子フェンスは、防護フェンスではなく、侵入防止のための境界フェンスです。人が寄りかかる場所では使用しないでください。
コンクリートブロック塀の上に設置する場合は、規定に合った充分な鉄筋や基礎があることが条件となります。
主な対応製品は、
☞ 40×85角 格子フェンス(2本ピンが挿せる大きさの角材です。)


上記の事例では、新設コンクリートブロックの上に立てています。
ほかの設置例

上の写真は、特注材料55×115角の杉を使って2本のアンカーピンで立てた事例





上の写真は、42角格子フェンスをアンカーピンで大谷石の上に立てた事例。1本ピンの場合は状況により裏側に補強が必要です。

② 地面に溝を掘って立てる
パネル化したクロスポールフェンスならではの、おすすめのシンプルな工法です。
地面を掘ることができるのなら、まずこの方法をご検討ください。
② 地面に溝を掘って立てる
溝の底に杭を打って土台を敷き、その上にフェンスパネルを並べて立て、コンクリートを流して固定します。
②-1 敷地内に立てる
②-2 隣地境界際に立てる
コンクリートを流し込む幅、深さ、スポットか溝全体かは、フェンスの高さや風圧、設置場所の状態などによって決めてください。
②-1 敷地内に溝を掘って立てる方法
・溝を掘り、底に防腐木杭を打ってレベルを出し、木杭の上に防腐土台を水平に敷きます。
・土台の上にフェンスパネルを立て、丸棒を繋いで次のパネルを立てていきます。
・土台とフェンスパネル、フェンスパネル同士をビス固定します。
・フェンスパネルの表裏両側にコンクリート打ち込みます。
・塀の水平・垂直・通りを整えて、通り調整方杖を設けて保持します。


溝の底に防腐木杭を打ち込み、頭を水平に揃える


防腐土台を木杭の上に載せて、ビスで固定する



フェンパネルを防腐土台に載せて、ビスで固定する



次のフェンスパネルを丸棒をはめて繋ぐ

カケヤで叩いてしっかり嵌め込む。傷防止には当て木をする


コンクリートを流し込む幅、深さ、スポットか溝全体かは、フェンスの高さや風圧、設置場所の状態などによって決める。


塀の水平・垂直・通りを整えて、通り調整方杖を設けて保持する。
通り調整方杖は、コンクリートが固まってから外す。
主な対応製品は、
☞ ほとんどのタイプで、溝掘り施工ができます。
設置例

56角格子フェンス。重機が使える場所なら、長いフェンスも短期間に設置できる。
②-2 隣地境界際に溝を掘って立てる方法
敷地の内側だけにコンクリートを打設します。埋め込み部に隙間のないフェンスパネルを使い、型枠にします。パネルの埋め込み部に緊結用のコーチボルトを取り付けて、倒れ止めにします。


パネルの片側だけにコンクリートを流し込む場合は、スポットではなく、溝全体に行う。


丸棒が見える縦格子フェンスの場合は、地中部分の隙間を小間材で塞ぐ。
主な対応製品は、
☞ ほとんどのタイプで、隣地境界に溝掘り施工ができます。
設置例

56角格子フェンス。手前の側溝と向こう側に流したコンクリートで挟んで立てている。

56角格子フェンスと40×85角目隠しフェンス。重機で溝を掘ると、長いフェンスも短期間に施工できる。

③ コンクリート基礎に立てる
新設の基礎なら、フェンスの脚をコンクリートに埋め込む、フェンスの背後に基礎を立ち上げる、
既設の基礎なら、アンカーピンで立てる、継ぎ基礎を設ける、コア抜きする、などの方法があります。
③ コンクリート基礎に立てる
③-1 新設の基礎 … フェンスの脚をコンクリートに埋め込んで立てる方法


設置例

42角の縦格子フェンス。新設のコンクリート基礎にスリーブを設けて、フェンスの脚を埋め込んで立てる。



幅の狭い基礎に立てるための工夫。自家製の木のスリーブ。ポリ袋とクッションシートを巻いて剥離させる。
設置例


30×56角の縦格子フェンス。新設のコンクリート基礎にスリーブを設けて、フェンスの脚を埋め込んで立てる。



基礎に、フェンスの支柱に合う大きさの木製スリーブを設ける。穴に支柱を差してフェンスパネルを立てる。



隣り合う丸棒を付き合わせ、つなぎ目を角材を動かして覆う。フェンスの前後を板材で挟んで通りを調整する。
③-2 新設の基礎 … フェンスパネルを型枠にして、背後に基礎を立ち上げる方法


設置例


56角の小間入格子フェンス。フェンスパネルを型枠にして、背後に土留めを兼ねた基礎を設けている。

特大90角の小間入格子フェンス。フェンスパネルを型枠にして、背後にコンクリート基礎を立ち上げている。
③-3 既設のコンクリート基礎の上に、アンカーピンで立てる方法
〈1箇所に2本のピン〉




状況によっては、フェンスの脚元にモルタルを30mm以上打継ぎして補強してください。
打継ぎには、フェンスの前後にもそれぞれ40mm以上のモルタルかぶりが必要です。
設置例

40×85角目隠しフェンス。アンカーピンで立て、脚元にモルタルを打継ぎして強化している。
③-4 既設のコンクリート基礎に、継ぎ基礎を設けて立てる方法


設置例

56角格子フェンス。フェンスの向こう側にコンクリートの腰掛を作って固定している。
③-5 既設のコンクリート基礎に、コア抜きして立てる方法

④ 土間コンクリートや舗装面に立てる
布基礎を設ける、溝を掘ってコンクリートを詰めた上にアンカーピンで立てる、コア抜きする、などの方法があります。
④ 土間コンクリートや舗装面に立てる
④-1 土間コンクリートに、布基礎を設けてアンカーピンで立てる方法
〈残存型枠で布基礎を設けた例〉


〈同じく傾斜面に設けた例〉


設置例

急勾配の舗装面に設けた、30×56角 ヒノキの縦格子フェンス。脚元の板材は型枠兼コンクリート隠し
④-2 土間コンクリートにコア抜きして支柱を立てる方法
設置例

目隠しを兼ねた、42×50角 杉柾目の縦格子フェンス(特注品)
“クロスポールフェンス”contents
クロスポールフェンスのご相談・ご注文はこちら
製品をお届けします。
設置工事は、場合により、関東限定でお請けしています。
製品のご注文は、
まだプランが固まっていない、そんな場合でもお問い合わせください。
設置場所の図面や写真を、ご希望とともにお送りいただけましたら、ふさわしいフェンスや設置方法をご案内いたします。
また、このwebサイトでご紹介しきれていないタイプもありますので、ご相談ください。
納期は、1.5ヶ月〜2ヶ月ほどいただきます。
製品の内容や量、また製作現場の混み具合によって長く待っていただくこともありますので、ゆとりを持ってご注文ください。
配送について
製品は大きくて重いので、送料が相当にかかります。
法人のお客様か、個人のお客様かによって、配送方法や料金が異なりますので、個人のお客様はなるべく施工業者様に受け取りをご依頼ください。
法人のお客様 | 個人のお客様 | |
JITBOXチャーター便 ※ | ○ | × |
トラックチャーター便 | ○ | ○ |
※ JITBOXチャーター便 … 内寸 W1040mm x D1040mm x H1700mmのカゴに入れて運びます。
フェンスパネル全高 1700mmまでの製品が JITBOXチャーター便で運べます。
42角 格子フェンスなら、25枚まで一度に運べます。
送料の目安は、外部ページの
☞ JITBOX チャーター・ヤマトボックスチャーターをご覧ください。
発地は千葉県(あるいは栃木県)です。
ただし、法人限定のサービスなので、個人のお客様は施工業者様に荷受けをご依頼ください。

JITBOXチャーター便

トラックチャーター便
設置工事について
場所と状況により、関東限定でお請けしています。
また、工事の日程調整には時間がかかりますので、お待ちいただける場合は、お問い合わせください。
設置工事の費用は、設置条件によって異なります。
・まず、設置場所の写真を何枚か撮ってお送りください。大まかな製品代と工事費をご案内します。
・ご了解いただけましたら、現地調査に伺い、あらためて見積りいたします。
☞ ご質問、見積りのご依頼をお受けしています。
フォームのほかにも
Eメールで、 info☆kazedaichi-pro.jp
ご面倒をおかけいたしますが、☆を@に差し替えてお送りください。
FAX(03-5681-4911)で、
電話(03-5681-4912)で、お問い合わせください。
電話の場合は、つながりにくいことがあります。
折り返しご連絡いたしますので、お客様のお名前と連絡先、ご用件をお伝えください。