人は一瞬で分かる、本物の木の塀。 渡る風も心地よく
あの山のヒノキで作る木の塀、多摩産材の木組フェンスです。
角材の孔に丸棒を通してフェンスパネルを作るクロスポール工法なので、リバーシブルで格好よく、
まるごと加圧注入釜で防腐処理するので、長寿命。
出来上がったフェンスパネルを納品するので、施工も容易です。
使用する角材の大きさや形、組み合わせ方による
様々なデザインの縦格子や目隠しの“木べえさん”を、ていねいに作ってお届けします。
“木べえさん” contents
木の癖もうまく納めて組み立てる、クロスポール工法
地元のヒノキを無駄なく大切に使う、クロスポール工法の木組みのフェンス。
節も不ぞろいも、工夫して組み立てるから味になる。木と自然を愛する人の木塀です。
クロスポール工法の木組のフェンス
乾燥させた桧(ひのき)の丸棒をグリーン材(人工乾燥させていない木材)の孔に通すことで、乾燥・収縮とともに木材同士が噛み合って一体化したパネルになります。
乾燥収縮によって曲がったりねじれたりしやすい性質の木材も、クロスポールで矯正して使うことができるので、木材の有効利用となります。
また、接着剤を用いない物理的な木組み工法なので、パネルの完成後に加圧注入の防腐処理ができて、薬剤浸透の抜けがなく、耐朽性が高いことも特徴です。
ウッドデザイン賞2016と2018、2023を受賞
ユニークな木組みのクロスポール工法は、有限会社ナベ企画 代表取締役 渡辺保氏の長年の研究によって完成した特許工法です。
(特許第6083920号)
クロスポール工法とこの工法による木組フェンス等は、2016年、2018年、2023年にウッドデザイン賞を受賞。
合わせて、間伐・間伐材利用コンクール2016特別賞も受賞しました。
人手不足の昨今、大工技能士のいない施工現場でも、フェンスパネルで納める木べえさんなら、本格的な木の塀を立てることができます。
クロスポール工法だから、リバーシブルで格好いい
庭が生きる。中も、外も、すっきりデザイン
光と角度で表情が変わる、味わいある天然の千繁格子
女の子のいる邸宅のテラス新設(工事中の撮影)。大きな角材の間に小さな小間材を入れて隙間を細くした縦格子です。目隠し効果があるものの、隙間があるために圧迫感がありません。夕陽を浴びると小間材のシルエットが美しく浮かびます。
コンクリートにも似合う。木の柔らかさと、シャープなデザイン
都心の保育園のテラス囲い。ヒノキよりもさらに柔らかい杉柾目の特注品。杉やヒノキは、硬木に比べて、トゲの心配がずっと少ないのです。また、天然の木の塀は、コンクリートやアスファルトからの放射をやわらげ、温熱環境を整える働きがあります。
日本の天然木でも、長寿命です。
加圧注入で防腐処理するので、無処理材の3〜5倍も高耐久
加圧注入の防腐処理
“木べえさん” は、土木・造園分野で広く実績があり、安全性の高い薬剤で、加圧注入による防腐処理を行っています。これは、AQ認証レベルの高度な防腐処理で、木材の表から5〜10mm奥まで薬剤が浸透して、腐朽菌へのバリアを作ります。防腐処理をしていない同じ木材と比べて、3倍〜5倍も長持ちです。
使用している加圧注入の防腐処理薬剤は、標準仕様で、タナリスCYまたはACQです。
どちらも有効成分に銅を使用しているため、はじめは緑色をしていますが、屋外では日射により黄褐色に変化していきます。
無色透明の防腐薬剤も、オプションでご用意いたします。
ただし、耐朽性能の違い、納期や価格の違いなどがありますので、事前にご相談ください。
防腐処理の色は、日射により、数週間で変化します。
左の写真は、防腐処理の前、ヒノキそのままの色。真ん中の写真は、タナリスCYで防腐処理した直後の色。右は、設置して3ヶ月後、黄褐色に変わった様子です。
その後は、赤褐色になり、数年で徐々に時代劇のセットようなシルバーグレイになっていきます。
塗装もしていただけます。油性でも、水性でも
濃い色で塗装すると、紫外線による木の傷みを遅らせることができます。
しかし、塗装には定期的な塗り替えが必要ですので、塗膜を剥がさなくても重ね塗りができる浸透性の塗料、塗り替え期間の長い塗料、などをお選びください。メンテナンスが楽になります。
また、木口(角材の天面)に粘性の高い塗料を塗ると、割れを防ぐこともできます。
使う角材と組み合わせで、いろいろなデザインができます。
上図は、“木べえさん” に使う主な角材です。これらを組み合わせて製作します。
スタンダードな縦格子
長い角材の間に小間材を入れた縦格子・目隠し
そのほかにも
特別なご注文にもお応えします。
特注の角材で、設置現場に合わせた仕様で
鋼製フレームとのドッキング
塀のほかにも
クロスポール工法の “置くだけデッキ”
クロスポール工法のパネルを並べて置くだけのデッキ。角材に丸棒を通して繋いでいるので、表にはビスがありません。
3mまでの大スパンに渡せるので、デッキ下を有効に利用することができます。
右写真は、デッキの下に雨水利用装置を組み込んだ例。貯めた雨水は、普段は植物への水やりや打ち水に、災害時には雑用水に利用できます。
クロスポール工法のパネルで
左写真は、幼稚園の玄関リフォーム。無機質な感じだった玄関が、天然木パネルで暖かくなりました。この後、アイアン看板や照明などが取り付けられて、もっと楽しげになっています。
右写真は、クロスポール工法のパネルで組み立てる、天然木ヒノキの雨水タンク “雨びつ”です。
木製の雨水タンクの良いところは、景観に馴染むデザインができること、設置場所に合わせてシステムもカスタマイズできること、です。
施工方法
コンクリートブロックの上に立てる
既設のコンクリートブロックや既設基礎の上に立てる
基礎の上に立てる
地面に溝を掘って立てる
経年変化
無塗装の場合は、このように色が変わっていきます。
しかし、屋外なので、
紫外線による表面劣化は避けられません。
塗装の効用
濃い色の塗装で、艶やかさを長持ちさせることができます。
油性でも、水性でも、濃い色で塗装すると、紫外線による木の傷みを遅らせることができます。
しかし、塗装には定期的な塗り替えが必要ですので、塗膜を剥がさなくても重ね塗りができる浸透性の塗料、塗り替え期間の長い塗料、などをお選びください。メンテナンスが楽になります。
ご了承ください。
天然木ヒノキのため、このようなことがあります。
すき間
割れ
大きな材料は大きく、小さな材料も小さいなりに、割れは生じます。
しかし、構造上の心配はありません。なぜなら、クロスポール工法だから。
貫通した丸棒が角材と一体になって、力を分散させているからです。
また、割れたところから腐り出すこともありません。
木口(角材の切断面)ほど防腐処理薬剤が効いていますし、縦使いのため、雨水のキレが良く、すぐ乾燥するからです。
一方、割れをある程度防ぐために、木口に粘性の高い塗料を塗る方法、
さらに、木口を表に出さないよう、笠置をつける方法もありますので、ご相談ください。
死に節
小型フェンスでは、直径20mmを超える大きな死に節は除いています。
それより小さな死に節は、なるべく角材の側面や、フェンスパネルの裏面に入れて使っています。
しかし、避けきれず、指先ほどの小さな死に節が表面に入ることがたまにありますが、ご了承ください。
長尺の大きな材料を使ったフェンスでは、死に節を避けることが難しいため、小さな死に節が表面にも入りますが、ご了承ください。
“木べえさん” のご相談・ご注文はこちら
“木べえさん” 製品をお届けします。
個人のお客様へ … 設置工事は、お近くの施工業者様にご依頼ください。
もし地理的条件等が合いましたら、当社取引の施工業者のご紹介もいたします。
製品のご注文は、
まだプランが固まっていない、そんな場合でもお問い合わせください。
設置場所の図面や写真を、ご希望とともにお送りいただけましたら、ふさわしいフェンスや設置方法をご案内いたします。
また、このwebサイトでご紹介しきれていないタイプもありますので、ご相談ください。
納期は、1.5〜2ヶ月ほどいただきます。
製品の内容や量、また製作現場の混み具合によって長く待っていただくこともありますので、ゆとりを持ってご注文ください。
配送方法について
法人のお客様か、個人のお客様かによって、可能な配送方法が異なりますので、個人のお客様はなるべく施工業者様に注文と合わせてご依頼ください。
法人のお客様 | 個人のお客様 | |
JITBOXチャーター便 ※ | ○ | × |
小型で少量なら、宅配便 |
○ | ○ |
大型で少量なら、混載便 | ○ | × |
トラックチャーター便 | ○ | ○ |
当社工場にて引き渡し フォークリフトで積込み |
○ | ○ |
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