クロスポール工法の“木べえさん” 、施工方法
“木べえさん” は、フェンスパネルで納品します。
“木べえさん” は、角材の孔に丸棒を通してフェンスパネルを作る、クロスポール工法の木組フェンスです。
組み上げたフェンスパネルを丸ごと加圧注入で防腐処理し、出来上がった製品をお届けします。
本物の木の塀、天然木フェンスなのに、フェンスパネルで納品するので、施工が容易です。
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製品は無塗装でお届けいたします。塗装は、油性でも水性でも、塗っていただくことができます。
“木べえさん” のいろいろな施工方法
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施工方法
① コンクリートブロック塀の上に立てる
ここでは、
①-1 新しいコンクリートブロックの穴に支柱を差して立てる方法
①-2 既設のコンクリートブロック塀の上にストレートピンで立てる方法
をご案内します。
①-1 新しいコンクリートブロックの穴に支柱を差して立てる方法
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厚さ120mm以上のコンクリートブロックの穴にモルタルを入れながら、フェンスパネルを立てていきます。
まず、フェンスパネル1枚分の穴(2穴)に、支柱を差し込んだときに穴いっぱいになるくらいの量のモルタルを入れます。
その穴にフェンスパネルの支柱を差し込みます。
次の連結パネルも、穴にモルタルを入れる、支柱を差し込む、の順で立てます。
一通りフェンスパネルを立てたら、可動角材を動かして、丸棒の繋ぎ目を覆い、隣り合うパネルを継ぎます。
継ぎ目の角材と丸棒のずれ防止に、目立たない所に、小さなビスを打ちます。
方杖と調整材で鉛直と通りを整えて、養生します。
主な対応製品は、
☞ “木べえさん” 42角 格子フェンス
☞ “木べえさん” 30×60角 格子フェンス
設置例
42角格子フェンス H1000mm。この材料は、特注の上小節ヒノキ。
42角格子フェンス H1200mm。方杖と調整材で鉛直と通りを整えている様子。
①-2 既設のコンクリートブロック塀の上にストレートピンで立てる方法
1箇所に2本ずつピンを打ちます。
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厚さ120mm以上のコンクリートブロック塀の上に、ストレートピンの穴を開けて、無収縮モルタルを充填し、フェンスパネルをストレートピンを差して立てます。
次の連結パネルは、立てた後に、端の可動角材を動かしてポールを継ぎ合わせます。
一通りフェンスパネルを立て終わったら、可動角材とポールを細めのビスで固定します。
コンクリートブロックの中が空洞になっている場合は、あらかじめモルタルを詰めておいてください。
主な対応製品は、
☞ “木べえさん” 42×85角を支柱とした格子フェンス(42×85角材は2本ピンが挿せる大きさです。)
☞ “木べえさん” 42×85角を支柱とした目隠しフェンス(42×85角材は2本ピンが挿せる大きさです。)
設置例
ほかの設置例
上の写真は、特注材料55×115角の杉を使って2本のストレートピンで立てた事例
施工方法
② 布基礎に立てる
ここでは、
②-1 新しい布基礎で、フェンスの脚をコンクリートに埋め込んで立てる方法
②-2 新しい布基礎で、フェンスの背後に基礎(ウエイト)を立ち上げる方法
②-3 既設の布基礎で、継ぎ基礎を設けて立てる方法
②-4 既設の布基礎で、コア抜きして立てる方法
をご案内します。
②-1 新設の布基礎
… フェンスの脚をコンクリートに埋め込んで立てる方法
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設置例
30×56角の縦格子フェンス。新設の布基礎にスリーブを設けて、フェンスの脚を埋め込んで立てています。
基礎に、フェンスの支柱に合う大きさの木製スリーブを設けた例です。ポリ袋とクッションシートを巻いて剥離させています。
隣り合う丸棒を付き合わせ、つなぎ目を角材を動かして覆います。フェンスの前後を板材で挟んで通りを調整します。
②-2 新設の布基礎
… フェンスパネルを型枠にして、背後に基礎(ウエイト)を立ち上げる方法
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設置例
56角の小間入格子フェンス。フェンスパネルを型枠にして、背後に土留めを兼ねた基礎を設けています。
特大90角の小間入格子フェンス。フェンスパネルを型枠にして、背後に布基礎を立ち上げています。
②-3 既設の布基礎 … 継ぎ基礎を設けて立てる方法
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設置例
56角格子フェンス。フェンスの向こう側にコンクリートの腰掛を作って固定しています。
②-4 既設の布基礎 … コア抜きして立てる方法
設置例
30×56角格子フェンス。鉄格子フェンスを木製フェンスにリニューアルした事例。
施工方法
③ 地面に溝を掘って立てる
パネル化した “木べえさん” ならではの、おすすめのシンプルな工法です。
地面を掘ることができるのなら、この方法をご検討ください。
溝の底に杭を打って土台を敷き、その上にフェンスパネルを並べて立て、コンクリートを流して固定します。
ここでは、二通りの方法をご案内しています。
③-1 敷地内に溝を掘って立てる方法
③-2 隣地境界際に溝を掘って立てる方法
参考図の数値は参考値です。
コンクリートを流し込む幅、深さなどは、フェンスの高さや風圧、設置場所の状態などによって決めてください。
③-1 敷地内に溝を掘って立てる方法
・溝を掘り、底に防腐木杭を打ってレベルを出し、木杭の上に防腐土台を水平に敷きます。
・土台の上にフェンスパネルを立て、丸棒を繋いで次のパネルを立てていきます。
・土台とフェンスパネル、フェンスパネル同士をビス固定します。
・フェンスパネルの表裏両側にコンクリート打ち込みます。
・塀の水平・鉛直・通りを整えて、通り調整方杖を設けて養生します。
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主な対応製品は、
☞ ほとんどのタイプで、溝掘り施工ができます。
設置例
56角格子フェンス。重機が使える場所なら、長いフェンスも短期間に設置できます。
設置例
56角格子フェンス。パネルユニットを門型にして、脚の周りに型枠を組み、単独基礎のように設置した例
③-2 隣地境界際に溝を掘って立てる方法
敷地の内側だけにコンクリートを打設する方法です。
コンクリート打設部に隙間のないフェンスパネルを使い、型枠にします。
コンクリート打設部に緊結用のコーチボルトを取り付けて、倒れ止めにします。
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主な対応製品は、
☞ ほとんどのタイプで、隣地境界に溝掘り施工ができます。
設置例
56角格子フェンス。手前の側溝と向こう側に流したコンクリートで挟んで立てています。
施工方法
④ 土間コンクリートや舗装面に立てる、ほか
④-1 布基礎を設ける
④-2 コア抜きする
④-3 溝を掘ってコンクリートを詰めて立てる
④-4 けんどん式ではめ込む
④-5 鋼製フレームにはめ込む
の方法をご案内しています。
④-1 土間コンクリートに、布基礎を設けてストレートピンで立てる方法
設置例
急勾配の舗装面に設けた、30×56角 ヒノキの縦格子フェンス。脚元の板材は型枠兼コンクリート隠し
④-2 土間コンクリートにコア抜きして支柱を立てる方法
設置例
目隠しを兼ねた、42×50角 杉柾目の縦格子フェンス(特注品)
④-3 土間コンクリートに溝を設け、フェンスパネルの下端をコンクリートに埋めて立てる方法
設置例
40×85角 ヒノキ 平角材を平並べにした目隠しパネル
④-4 コンクリート基礎と庇の間に、フェンスパネルをけんどん式ではめ込む方法
設置例
45×100角 ヒノキ 特注サイズの木製ルーバー
④-5 鋼製フレームに、フェンスパネルをはめ込む方法
設置例
56角 ヒノキ 目隠しパネルを鋼製フレームにドッキング。学校の万年塀を木塀へ建替え事業
“木べえさん” のご相談・ご注文はこちら
“木べえさん” 製品をお届けします。
個人のお客様へ … 設置工事は、お近くの施工業者様にご依頼ください。
もし地理的条件等が合いましたら、当社取引の施工業者のご紹介もいたします。
製品のご注文は、
まだプランが固まっていない、そんな場合でもお問い合わせください。
設置場所の図面や写真を、ご希望とともにお送りいただけましたら、ふさわしいフェンスや設置方法をご案内いたします。
また、このwebサイトでご紹介しきれていないタイプもありますので、ご相談ください。
納期は、1.5〜2ヶ月ほどいただきます。
製品の内容や量、また製作現場の混み具合によって長く待っていただくこともありますので、ゆとりを持ってご注文ください。
配送方法について
法人のお客様か、個人のお客様かによって、可能な配送方法が異なりますので、個人のお客様はなるべく施工業者様に注文と合わせてご依頼ください。
法人のお客様 | 個人のお客様 | |
JITBOXチャーター便 ※ | ○ | × |
小型で少量なら、宅配便 |
○ | ○ |
大型で少量なら、混載便 | ○ | × |
トラックチャーター便 | ○ | ○ |
当社工場にて引き渡し フォークリフトで積込み |
○ | ○ |
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